第5回受賞者
Malcolm Young |
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1953/1/6 スコットランド・グラスゴー 生まれ 1973〜AC/DC |
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前回の流れを引き継ぎAC/DCのサイドギタリスト、マルコム・ヤングが受賞です。 アンガスは私にとって実は前菜でして(いや、殿堂入りするだけのインパクトは当然あるんですが)AC/DCの本当の凄さを教えてくれたのは他ならぬ兄貴、マルコムの方だったのです。 マルコム・ヤングはサイドギタリストなので当然目立ちません。ライブではむしろ目立たないように努めているかのように、スピーカーの前から
1歩も動きません。動くときはコーラスに参加するためにマイクスタンドまでの往復のみ。直線距離2m位。アンガスのようにヘッドバンキングをする訳でなし、常に小刻みに上下しながらリズムを取って弾き続けます。 その他にもAC/DCには無くてはならない存在である決定的事実がマルコムにはあります。それはAC/DCの殆どの曲はマルコムのギターから生まれる事です。そう、あの印象的な数々の珠玉リフはマルコム無くして存在しないのです。もう、この事実だけで殿堂入り決定でしょう。 使用ギターはグレッチ。これまたグレッチしか使いません。デビューから30年、2人とも同じギターで貫き通してます。メインは1963年製でオリジナルにカスタムしたもの(右写真参照、上写真もグレッチですが、やけに新しい・・)。リアピックアップのみであとは外してます。この辺りがホント「男らしい!」です 。「いらん物は外してしまえ!」。アンガスのギブソンSGに比べると音量は2/3程度で、ギブソンよりクリーンでトレブリーな音ですが、このバランスがAC/DC。たまりません。 AC/DCといえばアンガス・ヤング。この事は自他共に認める、まぎれもない認識です。決して間違っていません。しかし、私にとってアンガスかマルコムかと言われたら、やはりマルコムを選んでしまうでしょう。AC/DCにマルコムは必要不可欠なのです。(ま、どっちが抜けてもその他のメンバー誰が抜けても当然ダメなんですが) ドリフターズでもいかりやの統率力。いらないと言われながらも仲本の「体操コーナー」やハマリ役とも思える「奥さん芸」、またブーの何事にも動じない巨大な石のような存在があるからこそ、志村や加ト茶が笑える(栄える)訳であって。その事実は「加トちゃん・けんちゃんごきげんテレビ」が短命に終わった事で証明済みな訳でして・・・・なんでドリフに例えたくなるんだろう?AC/DCって。 |
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