フィッシュはアメリカのバンド。
グレートフルデッドの後継者的な扱いを本国アメリカでは常にされていて(音も似ているがライブを中心に活動している点がそう言わせた理由だろう)、デッドを聴き始めた時から知ってはいたのだが、あまりにもデッドに強力にハマってしまい、デッドをいっぱい聴き漁るまでは2番煎じのフィッシュなんて聴いてられるかと、くだらないポリシーを持ってしまい、ずーっと避けてきた。

しかし、横浜や渋谷等には、デッド専門店が何店かあって(そこでドクロマーク「steal your face」やデッドベア等、デッドキャラクターのTシャツやステッカー、ポスター、ぬいぐるみ等を販売している。もちろんCDやレコード、ビデオ等もある)、そこには当たり前のようにフィッシュグッズも売られていて、時にはBGMがフィッシュだったりもしていて、結構聴いて気にはなっていた。
そして、レコード屋を辞めて音楽とはあまりにもかけ離れている「看板屋」に勤めるようになり、情報が乏しくなるにつれて、新しい音楽を聴きたくなった。そんな時にラジオでフィッシュの「Birds Of A Feather」が流れていて、「うーん、買うか」と思い、「Story Of The Ghost」を購入。ヤバッ、カッコいい。ばっちりハマる。

フィッシュは、アメリカンバンドだが、アメリカっぽくない。明るいようで明るくない。ギター、ベース、ドラム、キーボードの4人編成だが音に広がりがあり、みんなライブで鍛えた強者(オッサンです)なので、うまい!
やはり、聴いていると曲の作り方とか、どこかデッドを彷彿させるモノがあるのも事実。初期のアルバムで聴く事の出来る実験的サウンドなんてやってる事一緒。この辺がデッドヘッズにも受け入れらてた要因だと思うが。でも、カントリーロックかというと、違う。(カントリーっぽい曲も収録されているのだが)この微妙な違いが『時代の違い』を感じさせる。

このバンドは一言では片付けられない。強いて言うなら「ロックバンド」かなぁ・・・。

the official phish.com
ネットが今程盛んになる前からホームページを作っていただけあってメチャクチャかっこいい!