AC/DCを最初に聴いたのは、ガンズアンドロ−ゼズのカバーで「Whole Lotta Rosie」だった。ガンズの曲もカッコよかったが、この曲が一番好きで、オリジナルは AC/DCだと云う事で早速聴かなければと思い「Let There Be Rock]購入。当時19才。
他の曲もメチャクチャカッコよく一発でお気に入りアーティストになった。特にギターリフ小僧だった当時は、使っているコードも難しく無い(ほとんどメジャーコード、しかも省略)事も手伝い、アルバム丸ごとコピーして一日中弾いていた事を思い出す。

AC/DCはオーストラリアのバンド。お兄さんのマルコム・ヤングと弟のアンガス・ヤングが中心になって結成。弟のアンガスはデビュー当時は中学生!!ランドセルに短パン姿で、ヘッドバンギングしながらステップを踏み、ステージを駆けずり回りながら、ソロを弾く姿は、ビデオで始めて観た時、よくあれでソロを旨く弾けるものだと、びっくりした。今はもう40過ぎで、そろそろ50歳になろうかと言うのに、まだ当時と変わらぬ姿で、当時に引けを取らない動きをライブでは見せている。
彼等のCDだけでなく、是非ライブビデオも観て欲しい。むしろライブビデオの方を観て欲しい。

曲はブギーを核にしたリフロック。初期のボーカルだったボン・スコットの頃の方がその傾向は強い。その、ボン・スコットが酒を飲んでゲロを喉に詰まらせて、呼吸困難で死んじゃって、後任にブライアン・ジョンソンが加入。彼の声が非常に高く金切り声であるために、AC/DCはヘビーメタルバンドに位置づけされることが多く、聴く前から遠慮している人も多いのではと思う。そんな人は、初期の頃のアルバムから聴いて欲しい。本当にストレートなブギーロックだから。
あと、忘れてならないのが、バックを固めるリズム隊。特にベースのクリフ・ウィリアムスがすごい!!
ずーっとルートを弾いているのだが、あのグルーブは彼にしか出せないと思う。彼とドラムのフィル・ラッドが居て、兄貴のマルコムが、サイドギターをしっかり刻むので、アンガスはあれだけ動き回れるのだと思う。
しかし簡単な事をやってるようだけど、彼等のテクニックは物凄く高度だと思う。